青いカクテルってなんかこわくないですか

 

 

話せばわかる、はどこまで通用するのだろうか。現実には、話しても伝わらないこともある。伝わっても納得してもらえないこともあるし、そもそも、考えを理解した上で受け入れられない、相容れないことだってある。

 

おたがいが異なる価値観をもつ、絶対的に別個の人格なのだというリアリティに、僕はしばしば圧倒される。 

 

おたがいの価値観について話して、”分からないということ”が分かるというのも一つの相互理解のあり方だ。”分かり合えないということを分かる”のが、対話のスタートでありゴールでもあるのかもしれない。

 

分かり合えない人間との対話なんて、面白いものではないし、いつでも降りることができるはずのに、それでも対話を続けようと思わせる引力こそが愛なのかも。